文武両道・失われた日本の心

いつの間にか忘れられた「日本の心」。古きよき時代の記憶を呼び戻す、愛書記・読書記。
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真の愛国者の生き方の見本

 歴史学者の故津田左右吉氏と、憲法学者の故美濃部達吉氏。

 筆者の最も尊敬する学者さん達であるが、お二人とも戦前から戦後を通じて一貫した真摯な立憲君主制の擁護者であった。
 ところが、津田左右吉氏は『古事記及び日本書紀の新研究』『日本上代史研究』などの著作や東京帝大における講義をきっかけに、昭和十四年に氏の古代史研究が皇室の尊厳を侵すものとして糾弾され、早大教授を辞任。著書は発禁処分のあげく、出版法違反で起訴された。

 一方、美濃部達吉氏は、それまでは政界においても学界においても常識であった「天皇機関説」が問題にされ、昭和十年頃に弾劾されたことは、つとに有名である。

 このようなお二人であったから(美濃部氏は戦後まもなく他界)、敗戦後の反日的左翼陣営からは大いに期待されたのだが、故柳田謙十郎氏等のように変節することなく、皇室存続の主張および左翼思想・共産主義陣営への強い反感と反発などで、一部のフアンをがっかりさせてしまった。
 とりわけ岩波書店発行の月刊誌「世界」における経緯は知る人ぞ知る痛快な出来事であった。

 その他にも、戦後に公職追放に見舞われながらも、些かの変節もなく、その節操と自恃において卓越した存在に、日本浪漫派の保田與重郎氏がいる。
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