文武両道・失われた日本の心

いつの間にか忘れられた「日本の心」。古きよき時代の記憶を呼び戻す、愛書記・読書記。
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日本の伝統文化を愛することは、そのすべてを是認するということではないはずだ!

日本の伝統文化を愛するのは、この国に生まれた者の自然の情であるはずだ。

といっても、何でもかんでも是としようという意味ではない。

たとえば、日本の伝統医学といわれる漢方医学は、中国古代の基本方剤を大切にする精神において本場の中国以上の際立った特徴であり、特長でもある。

しかしながら、基礎理論において、また最も大切な治療学のレベルにおいても、漢方医学の大元の中国の伝統医学(中医学)には、一段も二段も見劣りがするのである。

眼に見える物質的な技術力に優れる日本国民の性癖として、却って無形の哲理方面では一部に頑迷なところがある。

あらゆる方面で、是々非々の精神が必要なことは言うまでもないが、こと医学・薬学方面における高度に発達した中医学理論を受け入れ理解する能力が日本人にはないのだろうか?

決してないとは思われないが、世界標準となってフランスでもアメリカでも盛んになりつつあるといわれる中国の伝統医学(中医学)の基礎理論を学ぼうとしない風潮が延々と続いている。

漢方医学を「日本の伝統医学」と呼んで世界に誇る風潮が日本の一部に見えるが、まったくもってブラックユーモアの最たるものというほかはない。

是々非々の精神が欠落した文武両道はあり得ない。

参考文献:日本漢方の将来「中医漢方薬学」の提唱
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