文武両道・失われた日本の心

いつの間にか忘れられた「日本の心」。古きよき時代の記憶を呼び戻す、愛書記・読書記。
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最もふさわしいテンプレートに見とれて・・・(三島由紀夫)

8月4日(木曜日)になってしまった。

テンプレートにみとれてしまっって、ぼーとしていた。
あまりにも出来すぎではないか、と思うほど、ピッタリのものがサンプルの中に見つかったからである。

忘れかけていた戦後の作家、文武両道を最も重んじた「三島由紀夫」を思い出してしまった。
でも、いまだに三島由紀夫先生、と必ず「先生」を付けて敬意を表する人たちも多い作家であり、思想家であり、陽明学を信奉する行動家でもあった。

文弱という言葉を、最も嫌い、ひ弱な身体を鍛え抜いた行動派の作家である。
 
昭和45年、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地だったか、仲間の青年達と決起して、建物のベランダから演説したときに、なぜに、あのようなヤジを自衛隊の人々が投げつけたのか、いまだに不愉快でならない。

三島由紀夫氏の考え方に同調して言っているのでは、ない。

ノーベル賞級の大作家だった行動派の氏に対して、どうしてパフォーマンスと捉えて、拍手喝采してあげなかったのか、不思議でもあり、不愉快でもある。

結局、当時から、日本人には、ユーモアの精神に欠けるのである。

ちょっとね、思想的なことになると、深刻になり過ぎるか、「君子危うきに近寄らず」といった臆病な態度を取り過ぎる。

ユーモア、フモールと取って、笑い飛ばすという度量が欲しかったのだ。

きっと、三島由紀夫氏も、あの馬鹿笑いで、大喜びしたことであろう。
三島由紀夫全集(元版) 正字・正かな(旧漢字・旧かな)
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